辰巳商會は、国土交通省による港湾運送事業法の認可のもとで、大阪南港地区に6カ所あるコンテナバースのうち4カ所をオペレートしている、ターミナル運営を知り尽くしたプロの集団。現在では荷役の90%以上がコンテナ搬送という時代に入る中、我々はさまざまな貨物を積み込んだコンテナを荷主や船会社からの依頼によって船に積み降ろしする、効率的で高品質な荷役サービスの提供を行っています。大阪南港でのターミナル運営を始めてからおよそ40年。これまで蓄積してきた幅広いノウハウと最新のシステム管理による高度なオペレーションは、大阪港の港湾運送事業をリードする存在として確かな信頼と高い評価を獲得しています。 もちろん、コンテナ以外のバラ積船や自動車運搬船などその他在来船の荷役にもその実力を発揮しています。機能的な複合一貫輸送の実現を目指し、港湾荷役のみならず保管業務や船社代理店業務など総合的にサービスを展開しています。
大型船が着岸できる夢洲にも2つのバースを確保
大阪南港に着岸できる船は、コンテナ20ft換算で5,000本搭載クラスが最大となるのですが、それより大型のコンテナ船は夢洲にあり当社が共有する高規格バースを利用することになります。ここには国内でも最大クラスの、20ft換算で8,000本搭載できる船の着岸が可能で、このような大型船の荷役に対応した最新鋭のガントリークレーンが設置されています。スケジュールどおりのスムーズな荷役作業により、目標とするクイックディスパッチを実現しています。
安全面と環境に配慮した
新時代の港湾運送業務を実行
現在の荷役業務ではスピード化一辺倒ではなく、安全面にも配慮した業務進行が望まれています。スムーズな作業によるスケジュール管理など、港湾運送業務にも数多くのニーズが求められています。辰巳商會では、こうした時代の要請を先取りした荷役体制を整えるとともに、外国貨物の出入りはもちろん、国際海事機構の制定した国際条約に基づくターミナル内の人の出入りをコンピュータ管理し、セキュリティ面においてもハイレベルなシステムを導入しています。また最近では、ハイブリッドトランスファークレーンを一部導入するなど環境に配慮した港湾荷役への取り組みにも力を入れています。
在来船の各種重量物の
荷役作業にも数多くの実績
パルプ、木材、鋼材、大型プラントなどの各種重量物を搬送する専用船や自動車専用船など、在来船の荷役にも対応しており、これまで積み重ねてきた幅広いノウハウを生かして、安全で正確そしてスピーディーな荷役作業を実現しています。また複合一貫輸送に多くの実績をもつ当社の強みを生かすべく、倉庫や海運の各事業部門と緊密な連携を図りながら、港湾運送全体をリードしていくという事業を推進しています。