必要不可欠な存在であり続ける為、
これからも歩み続ける。
2020年9月、当社は創立100周年を迎えました。
1920年の創業以来、当社は物流業を主軸としてさまざまなお客様と共に多くのイノベーションを創出し、
社会基盤を大きく支えてまいりました。
創業者をはじめ先達たちは、先見性こそあれ“徒手空拳”で会社を起されました。
しかし、英知と勇気を資本とし、まっしぐらに進み、事業を拡大され当社は現在に至っております。
100年を迎えた今、われわれの役割は先達の意志を継承し、
次の200年、300年を目指して進むことだと認識しております。
今までも、今も、そしてこれからも。
社会にとって必要不可欠な「物流」を、継続して提供し続ける。これが当社の使命です。
これからも、お客様や地域社会から愛される会社になれるよう、時代の変化に屈せず、一歩一歩、進んでまいります。
物流とは「モノの価値を高める仕事」
物流というのはとても公共性の高い仕事だと考えております。
お客様の財産をお預かりして運ぶということは、言い換えるとお金をお預かりするのと同じです。
ですから、われわれはそのことをきちんと理解をして、真面目かつ誠実に業務を遂行しなければなりません。
また、物流とは「モノの価値を高める仕事」であると言えます。
物流というと、依頼を受けて仕事が発生するような「やらされてる感」が強い業種と思われがちですが、
こちらから提案をしていくことによって、もっと主体性を持つことのできる仕事だと思います。
モノがない所にモノを運ぶことによって価値を高めるのが本来の物流であって、
運ばされるのではなく、運ぶことでモノの価値を高めているんだというスタンスに立って仕事を捉えていく、
そのような発想が大切であると考えております。
「愛される会社」になろう
企業活動の目的は、利益の追求ではなく、社会的責任を果たす(=社会貢献)ことです。
そのためには、会社は利益を出して事業を継続していく必要があります。
創業から100年という長い間、当社が事業を継続してこられた一番の理由は、 お客様からの厚い信頼を得た社員の存在であると考えております。
信頼と一言で言うのは簡単ですが、信頼を得るためには愛される人間でなくてはなりませんし、 愛される前に関心を持ってもらえる存在でなくてはなりません。
そのためには、社員一人ひとりが、仕事は勿論、人間性も含めてしっかりと研鑽を行い、 一人ひとりが愛されるようになって、そして愛される人が集まる集団になって、 はじめて会社として成り立ち社会貢献もできるのではないかと考えております。
会社=カンパニーの語源は、ラテン語の「com(共に)」と「panis(パンを食べる)」の合成語に、 仲間を現す「-y」が付いた語で、「一緒にパンを食べる仲間」という意味に由来するそうです。
つまり、一緒になって物事に取り組み、喜びや困難を分かち合う人々の集団ということです。
私たちのマインドや情熱に共感し、一緒に新しい未来を切り拓いていただける方に、 辰巳商会という私たちの「船」の一員になっていただけたらと思います。